9/8/2010
Emailイスラーム講座
Lesson24
慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において
 アッサラームアライクム。イスラミックセンターからのEmailイスラーム講座の第24回のレッスンをお届けいたします。

イスラーム信仰の第4の柱
諸使徒を信じること

万有の主アッラーにこそすべての称賛がありますように。そして預言者ムハンマド様とそのご家族、ご教友たち、そして審判の日に彼に従う者たちにアッラーの平安と祝福がありますように。

 至高なるアッラーは次のようにクルアーンで仰っています。

يَا أَيُّهَا النَّاسُ إِنَّا خَلَقْنَاكُم مِّن ذَكَرٍ وَأُنثَى وَجَعَلْنَاكُمْ شُعُوبًا وَقَبَائِلَ لِتَعَارَفُوا إِنَّ

أَكْرَمَكُمْ عِندَ اللَّهِ أَتْقَاكُمْ إِنَّ اللَّهَ عَلِيمٌ خَبِيرٌ

人びとよ、われは一人の男と一人の女からあなたがたを創り、種族と部族に分けた。これはあなたがたを、互いに知り合うようにさせるためである。アッラーの御許で最も貴い者は、あなたがたの中最も主を畏れる者である。本当にアッラーは、全知にして凡ゆることに通暁なされる。(第49章 部屋章(アル・フジュラート)13節)

 人々を種族を部族に分けるということの叡智は、人々が相互の尊重と協調のもとで出会うための多様な創造という以外ありません。

 分け合い、気遣い合い、善行と神聖な美徳のためにのみ競い合うこと、共同体と個人の利益のために、そして万有の主である至高なるアッラーのお喜びを求めて競い合うこと。アッラーはこの兄弟愛をご覧になるのです。そして兄弟愛を実践し構築することを僕全てにお呼び掛けになられます。

預言者ムハンマド様(彼に平安と祝福あれ)の別れの巡礼での有名な説教を見て見ましょう。

「あらゆる人間は、アーダムの末裔である。そしてアーダムは土から創られたのである。アラブ人と非アラブ人の間に相違はなく、黒人や白人の間にも相違はない。相違とは、敬神の念に於いてのみである。」

イスラームは、人類に兄弟愛を伝え、実践的かつ理論的方法で普遍性を構築するための呼びかけという吉報をもたらしたのです。

イスラームは、至高なるアッラーが遣わした聖使徒たち(彼らに平安あれ)と至高なるアッラーから啓示された聖諸啓典すべてを私たちに再認識させます。そして、信者たちは現世と来世において栄誉を与えられる彼の僕であるということを、私たちに思い出させます。

私たちは、正しい道と人間本来の道に従わなくてはなりません。

شَرَعَ لَكُم مِّنَ الدِّينِ مَا وَصَّى بِهِ نُوحًا وَالَّذِي أَوْحَيْنَا إِلَيْكَ وَمَا وَصَّيْنَا بِهِ إِبْرَاهِيمَ وَمُوسَى وَعِيسَى أَنْ أَقِيمُوا الدِّينَ وَلَا تَتَفَرَّقُوا فِيهِ كَبُرَ عَلَى الْمُشْرِكِينَ مَا تَدْعُوهُمْ إِلَيْهِ اللَّهُ يَجْتَبِي إِلَيْهِ مَن يَشَاء وَيَهْدِي إِلَيْهِ مَن يُنِيبُ

かれがあなたに定められる教えは、ヌーフに命じられたものと同じものである。われはそれをあなたに啓示し、またそれを、イブラーヒーム、ムーサー、イーサーに対しても(同様に)命じた。「その教えを打ち立て、その間に分派を作ってはならない。」あなたが招くこの教えは、多神教徒にとっては重大事である。アッラーは御心に適う者を御自分のために御選びになり、また悔悟して(主に)帰る者をかれ(の道)に導かれる。(第42章 相談章(アッ・シューラー) 13節)



(インシャーアッラー、次回に続きます)
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