人間は、至高なるアッラーを通してのみ神聖な導きを与えられました。そして諸預言者は、アッラーのご意志を人間に伝達するためアッラーによって選ばれました。これらの二つの事項は常に一緒に起こりました。
至高なるアッラーから啓示された啓典を信じることは、イスラームの信仰の第3番目の柱です。私たちは、啓典が啓示された4つの主な理由を確定することができます。
1.諸預言者に啓示された諸啓典は、宗教と至高なるアッラーに対する義務を学ぶ参考基準となり、よって人間は啓典に従わなければなりません。至高なるアッラーはご自身を明らかにされ、啓示された諸啓典を通して人類創造の目的をご説明しておられます。
2.啓典を参考にすることにより、宗教的信念と実践または社会的実践にまつわる追随者間の論争と差異は、解決することができるのです。
3.啓典とは、改ざんから宗教的安全を護られているものです。
現在まで預言者ムハンマド(彼に平安と祝福あれ)に啓示された聖クルアーンは、唯一改ざんされずに残っている啓典です。
4.啓典とは、人類に対する至高なるアッラーのお印です。それを逸脱したり、反対したりすることは許されません。
ムスリムは、神から啓示された諸啓典を、人類を導くために諸預言者に下されたと固く信じています。
聖クルアーンだけが、至高なるアッラーから啓示されたお言葉であるだけでなく、聖クルアーンの節にも言及があるように、至高なるアッラーは預言者ムハンマド様(彼に平安と祝福あれ)以前にも啓示をされました。
(インシャーアッラー、次回に続きます。)
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