人間界のこと




 私は、もともと学生時代は存在論の立場から自然哲学に強い関心を持っておりました。 けれども、公務員の生活を通じて、哲学が生かされる現実の場としての社会にも強い関心 を抱くようになりました。ここに展示してある「文化と文明とについて」はこのような問 題意識から書かれたものです。私の場合、社会への関心の導きの糸となったのは、以前か ら勉強していた宗教哲学との関係です。そのために、いろいろ宗教の話題が出てきますが、 別に私自身は特定の宗教に肩入れしているわけではないので念のため。



 

       文化と文明とについて

        (1)50年の空白

        (2)日本人和の精神 [新約聖書・ルカ伝 12: 15ー53]

        (3)父としての神、主としての神 [新約聖書・ルカ伝 12: 15ー53]

        (4)来世の精算 [岩波文庫「コーラン」より、『九九 地震』]

        (5)人工物としての社会 [老子 第27章]

        (6)九十九匹と一匹の羊 [新約聖書・マタイ伝  24:12ー13]

        (7)文明と人口 [ツァラストラはかく語りき 11:11ー12]

        (8)ゼロ・サム・ゲーム [岩波文庫「ゴルギアス」150P]

        (9)過剰適応 [木村資生 「生物進化を考える」12〜13P]

        (10)社会性悪説 [旧約聖書・出エ ジプト記 20:4]

        (11)社会と信頼 [論語 顔 淵第十二]

        (12)芥種のたとえ [新約聖書・マルコ伝 4:30ー32]
 

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