自然界のこと




 ここでのコンセプトは「人も社会も自然の一つの現れであるから、自然のあり方を考えること はあらゆる事柄を〈考えること〉の基礎にあるのではないか?」ということです。そこで、ここ では今まで私の書いたものから、「医療と哲学」と「環境ホルモンと疎外の論理」を展示いたし ました。「医療と哲学」数年前、私の身体がピンチになった際にお世話になった鍼灸医の長野潔 先生の著作についてのコメントとして書かれたものです。当時、私は公務員をやっておりました が、これをきっかけに自然と人間と社会との関係について考えるようになりました。「医療と哲 学」そして「環境ホルモンと疎外の論理」は普通に私たちが考える自然のみならず、私たち自身、 そして私たちが形づくっている社会を考える基本的な論理や方法論について書いたものです。
 


       医療と哲学

        0.はじめに

        1.実体としての身体、気としての身体

        2.医療の十分条件

        3.<つなぎ合わせ>の論理と<重ね合わせ>の論理

        4.<重ね合わせ>の場としての身体

        5.<重ね合わせ>の方法論

        6.東西医学融合の可能性

        L.おわりに:一哲学者として
 

       環境ホルモン汚染と「疎外」の論理

        第1回 環境ホルモン汚染、そのどこが恐ろしいのか?

        第2回 コミュニケーションの総体としての生態系

        第3回 「疎外」の概念

        第4回 人間を幸福にしない労働

        第5回 精神汚染

        第6回 終わりに:新しい論理を求めて
 

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