ここは、どこ?わたしは、だあれ?


 このホームページは出来るだけ多くの人たちに物事を根っこから考えていただければという 趣旨から私こと〈岩田憲明〉が作ったHPです。根っこから考えるということは、いわば哲学するということですが、これは必ずしも難しいこと、やややこしい(大分弁でヨダキイ)ことではありません。ちょっとした好奇心と自由な時間さえあれば少なくとも誰にでもチャレンジ できることだと思います。別にうまく行かなかったからっといって、請求書が来るわけでもなし、テストの点数が下がるわけでもないので安心です。禅の世界では「一座建立」といって、お茶を出しながら互いの世界を一つに結び合わせることがあるようです。取りあえず、来てい ただいた皆様にお茶でもいかがと言いたいのですが、それは出来ないので、私が昔から書き散 らしたものを中心に展示をいたしました。特に専門的な世界には走っていないつもりですので、 自分が考えるネタにお読みいただければ幸いです。

 ところで、私自身のことですが、1998年の8月まで一介の地方公務員(大分県)をやっておりました。その後、99年の8月から約一年間、アメリカ・テキサス州の JARVIS CHRISTIAN COLLEGE というところに日本語のインターンとして赴任しました。ただいま立命館アジア太平洋大学の博士課程(後期)で勉強中の身の上です。私はもともと哲学科の出身で立命館大学から名古屋大学の修士へと進んだのですが、今は予想通りというべきか、再び学問の世界に戻って きたという感じです。今はツーリズムや地域通貨の研究を通じて、より現実的に哲学することが出来 たらと考えています。

 私は11年以上地方公務員をやっておりましたが、その間に世の中もだいぶん変わってしまいました。私も多少は年を取りましたが、世の中の方は何となく憂鬱な 気分に浸っているようです。けれども、一番残念なのは、日本人の考える意欲が下がってきたことです。物事をたまには深く考えないと次のような弊害が出ます。まず、 世の中を歩 む方向をチェックすることが出来なくなって、ズルズル危ない世界に引き込まれる危険が生じます。赤信号みんなで渡って皆倒産、どころか皆即死となりかねません。次に、世の中の大切 な楽しみを一つ失うことになります。考えることは、本来、楽しいことです。私たちがいろんな世界に好奇心を持つのも、私たちが新しい事柄を見出し、そのために根っこから考えること が私たちの性に合っているからなのです。この手の楽しみはあまり飽きることがありませんの で、最近の中学生のように「切れる」ことなく日常生活を送ることができます。案外こっちの 弊害の方が本当は問題なのかも知れません。

 最後にここに展示してある〈私の書き散らしたもの〉についてですが、その多くはプライベートなミニコミ誌に載せてもらったものや電子メールで何人かに送ったものがほとんどです。けれども、幾つかは地方の学術誌などに載せてもらった分もあるので、それについては出典を 記載しました。各コーナーの内容は自然哲学から文明論まで、はたまたアニメのネタからスペ インの話題までいろいろですが、お好きなところをお読みください。また、「なぜ、なぜ、教 えて!」や「必殺読書人」のコーナーはその都度更新していきたいと考えております。なお、 外国語のコーナは日本語のページとは別の内容ですのでご了承ください。

 いろいろ書いたものがあるので目が回るかも知れませんが、テキスト中心でサクサクですので、読み散らかすつもりで各ページを飛んでいただければ幸いです。
  

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