イスラム掲示板


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記事No 4805
タイトル Re: 食卓章5:32について
投稿日 : 2019/07/02(Tue) 12:20:45
投稿者 meryem
参照先
せとさん、こんにちは。
私もイスラム教を勉強し始めた頃は、せとさんと同じような理解の仕方をしていました。
クルアーンの一文一文の理解に悩み、最も大切な主目的である「心の平安」を見ていなかったからです。

イスラム教の興った背景を考えてみましょう。
大変大ざっぱですが、まずはユダヤ教があり、次にキリスト教ができ、その2つを補完するものとしてできたのがイスラム教ですよね。
当然、当時は邪悪な新興宗教として、ユダヤ教徒やキリスト教徒のみならず、同族のアラブ人(土着の多神教徒、主に偶像崇拝をしていた)からも大変な迫害を受けました。
いじめなんてものではなく、戦争、殺人レベルでの壮絶な迫害です。
だから、5:33「アッラーとその使徒に対して戦い、または地上を攪乱して歩く者」に対して、5:32「われはイスラエルの子孫に対し、掟を定め」る必要があったのではないでしょうか。
クルアーンの中では、ユダヤ教徒とキリスト教徒は「啓典の民」として、いわゆる先輩なので立てているのですが、いくら先輩でも許されないことだってありますよね。

また、異教徒についてですが、今のように飛行機や電車もなかった当時のアラブ世界は、大きくはユダヤ教徒、キリスト教徒、アラブ人で構成されていたと思います。
当然、日本の仏教や神道などは眼中にもないというか、存在すら知られていなかったものと推察します。
なぜかそこにかみついてくる日本人が多いので、私も困ってしまいます。

ただ、各法学派、神学派により解釈は異なりますので、「イスラム教ではこう」という定義は誰にもできません。
私の述べたことも、違う立場の人から見れば間違いだと言われるかもしれません。
読書感想文が100人いれば100通りあるように、クルアーンを読み、自分で解釈した上での行動がアッラーのお望みにかなうことが一番大事だと思っています。
そのような緩さゆえ、いろいろな考え方のムスリムがいるのもまた事実ですが、彼らに対しての批判はアッラーにしかできないことです。

なお、クルアーンは後ろから、前期、中期、後期の記述という構成になっています。
初め、私は最初から(後期から)読んだのでさっぱりわかりませんでしたが、井筒俊彦先生の「コーラン」を後ろから読んだら理解が深まりました。
専門の方からは翻訳精度の批判はあるようですが、大体の内容を理解するにはわかりやすい本だと思いますので、お勧めします。

せとさんのように,イスラム教に興味を持ってくださる方が増えるとうれしいですね。
お答えになっていないかもしれませんが、一つの参考にしていただけましたらありがたく思います。

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